2015東北観光フリーパスはNEXCO東日本(東日本高速道路)が販売している高速道路版の乗り放題きっぷのような商品である。青森、秋田、岩手、宮城、山形、福島の東北6県内の高速道路が2日間、または3日間乗り降り自由で定額料金となる。利用期間は2015年10月2日から12月21日までの土祝休日とその前後1日。インターネットで事前申込が必要であるが、旅行当日のETCゲートをくぐる直前でも構わない。
この商品には4種類あり、東北6県内のみを走行する人向けの「東北周遊プラン」、関東からの来訪者向けに、福島県の白河IC・いわき勿来ICまでの往復がセットになった「首都圏出発プラン」「北関東出発プラン」「東関東出発プラン」のラインナップとなっている。
利用料金は「東北周遊プラン」の2日間が普通車7,500円(軽自動車等6,000円)、3日間が普通車8,500円(軽自動車等6,500円)である。
一例として、「東北周遊プラン」を普通車で仙台宮城ICを起点とした場合に、どこまで行けば往復のみで元が取れるのかを調べてみた。2日間利用であれば3,750円、3日間利用であれば4,250円が損益分岐点となる。なお、土祝休日がメインの利用になると思われるので、ETC休日割引料金との比較とする。
2日間利用:東北道安代IC、八戸道浄法寺IC、秋田道秋田南IC、日東道秋田空港IC
3日間利用:東北道十和田IC、八戸道九戸IC、秋田道昭和男鹿半島IC
こう見ると、3日間利用では青森県全域、秋田県大館、能代、男鹿、由利本荘方面、岩手県久慈方面、2日間利用だと更に秋田市、鹿角市、二戸市が入ってくる。青森県と秋田県では大きな需要がありそうである。片道距離では2日間利用が240km、3日間利用が260kmが損益分岐点の目安になる。
勤労感謝の日の3連休を使ってマイカーでの山形・福島旅行をする。「東北周遊プラン」を利用して、下田百石ICより南下していくつもりである。なお、下田百石ICからの損益分岐点(上述条件と同様)は、2日間が東北道若柳金成IC、秋田道横手IC、3日間が東北道長者原SA(ICでは古川)、秋田道協和ICである。
詳しくはNEXCO東日本のサイトを見てほしい。
2015東北観光フリーパス
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