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2016年1月20日水曜日

東北の都市と河川対応一覧

 人間の生命活動がそうであるように、都市に水は欠かすことができない。都市・集落の形成は河川の存在抜きにありえない。人間活動と河川は切っても切れない縁なのである。今回は東北の諸都市を流れる河川について見ていきたい。一級河川水系が市中心部を流れる都市についてまとめたものを用意した。(赤太字は大都市雇用圏の中心都市、赤字は大都市雇用圏の構成都市)







 一覧を作ってみると、改めて河川あっての都市だと感じさせられる。特に東北地方一の大河川である北上川は岩手内陸から石巻へと続く都市群を、阿武隈川は福島県中通りから仙南地域を支えている姿が浮かび上がった。
 まず注目したいのは県庁所在地で唯一一級河川水系を持たない青森市についてである。青森は 江戸期の初めに置かれた港を軸として成立した町である。廃藩置県で現在の青森県が作られた際に、比較的発展していながらも県域の端にある弘前や八戸ではなく、県中央部に位置する地理の良さから青森に県庁が置かれることとなり、急速に発展したという歴史を持つ。城もなく商業の中心でもなかった青森は、明治期に人工的に造られた都市だと言えよう。大河川の流域でなくても、比較的広い平野(青森平野)に県庁という強い都市的成分を得た青森は、人口が流入して都市に成長したのである。なお、青森への県庁設置はその後現在に至るまで、青森、弘前、八戸の三権分立ならぬ三都市分立状態をもたらした。
 東北地方では仙台・新潟に次いで製造品出荷額の多いいわき市も一級河川水系を有していない。磐城平藩の城が置かれていたものの3万石程度の小藩で ある。豊富な資源量を誇った常磐炭田と戦後の工業化で大きく栄えた小名浜がいわき市の基礎を作り上げた新興都市と言えよう。
 八幡平市は安代町、西根町、松尾村の3町村を起源とする平成の大合併の賜物である。安代町荒沢地区が馬淵川水系、安代町田代地区が米代川水系、西根町と松尾村が北上川水系であり、一級河川水系で3つに分割される自治体はこのほかにないのではないかと思われる。なお、馬淵川と米代川・北上川はそれぞれ流れ出る先が日本海と太平洋であり、市内に大分水嶺が存在するのである。北東北の緩やかな地形が自治体区割りでも反映されているようである。

 

2015年12月5日土曜日

青森県のスーパーマーケットの立地



 青森県に住み始めて2年目の冬となった。県内を車で出歩くことが好きな私は、南部津軽下北を問わずに様々な町並みを見てきた。ドライブをしながらふと思っていたのは、スーパーマーケットを展開するチェーンの地域性である。津軽に行けば南部ではあまりないさとちょうが見え、下北に行けばどの町にもマエダがあるといった具合である。各チェーンの店舗立地を地図に落としてみたいと思いつき、地図化してみた。店舗のデータはiタウンぺ―ジでスーパーマーケットに分類されていたものを収集した。

 上の地図には青森県内にスーパーマーケット店舗数上位4社の店舗立地を示している。上位4社とは以下の通りである。マックスバリュやザ・ビッグのブランドを全国に展開しているイオン以外は青森県を地盤とするローカル勢が健闘している。
  
  ユニバース(35店舗)
  イオン(30店舗)
  マエダ(21店舗)
  佐藤長(21店舗)

 それぞれのチェーンを細かく見ていきたい。なお、文中の地域区分は下の図による。

http://aomori-ritti-guide.jp/06_bukken/image/map.gif


商号:株式会社ユニバース
店舗数:54店(青森・岩手・秋田)
青森県内店舗:34店(三八12店、中弘南黒8店、東青7店、上十三6店、西北五1店、下北1店)
本社:青森県八戸市大字長苗代字前田83-1
ブランド:ユニバース、Uマート、パワーズU
ホームページ:http://www.universe.co.jp/ 

青森県下最大のスーパーマーケットチェーンである。県内の店舗立地は三八地域が最多であるが、人口の多い中弘南黒、東青にも着実に地盤を形成している。県内全地方に立地しているのは特記すべき点であろう。また、青森、八戸、弘前、十和田、三沢、むつ、五所川原、黒石の八大都市(平成の大合併前に市制)に全て店舗を置いている。県民誰もが一度は目にしたことのあるスーパーと言える。創業の地であり且つ本社所在地の八戸市には市町村別で最多の10店が立地している。2011年に北海道最大のスーパーマーケットチェーンであるアークスの傘下に入った。アークスは岩手のジョイスやベルプラスをも子会社化し、北海道・北東北最大のスーパーチェーンへと成長している。なお、県内ではマエダと共にCGCグループに加盟している。ちなみに三沢市民の私は松園町店と三沢堀口店を頻繁に利用している。


商号:イオンリテール株式会社、マックスバリュ東北株式会社、イオンスーパーセンター株式会社
店舗数:545店(イオンリテール公式サイトの表記)
青森県内店舗:30店(中弘南黒8店、東青7店、上十三7店、西北五5店、三八3店)
本社:千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1(イオンリテール株式会社)
ブランド:イオン、マックスバリュ、ザ・ビッグ等
ホームページ:http://www.aeonretail.jp/index.html、http://www.aeonretail.jp/index.html 、http://www.aeonsupercenter.co.jp/

言わずと知れた日本最大の小売企業群のイオングループである。日本全国津々浦々に店舗を展開するイオングループは、やはり青森においても大きな存在感を放っている。下田、つがる柏のイオンモール、青森のサンロードなど大規模商業施設の核テナントもあれば、食品専科のマックスバリュもあり、幅広い店舗展開となっている。王者のイオングループも下北エリアに進出していないのは驚きである。下北に流通網を構築するには後発過ぎたのかもしれない。

商号:株式会社マエダ
店舗数:27店
青森県内店舗:27店(下北8店、東青7店、上十三6店、西北五5店,、三八1店)
本社:青森県むつ市小川町2丁目4番8号
ブランド:マエダ、マエダストア、生鮮館
ホームページ:http://www.i-maeda.co.jp/

下北発祥のスーパーマーケットで、青森県内にのみ店舗を置く青森密着型の経営が店舗立地から見て取れる。なかでも下北半島では、マエダが8店、さとちょうが2店舗、ユニバースが1店舗と独占状態である。むつではマエダ本店が百貨店のような役割を持ち、商業の中心として機能している。既存の小売企業を吸収しながら、津軽、上十三方面にも営業エリアを広げている。店舗数で下北地域と東青地域では1店しか差がないのは特記すべきであろう。他の小売チェーンの流通網から外れている下北地域で早い段階から確かな地盤を築き上げ、じわりじわりと他地域へ進出しているように見える。県内で唯一未進出の中弘南黒地域への出店も今後見られるかもしれない。また、本店(むつ市)、川内店(むつ市川内)、木造店(つがる市木造)の3店では、無料の買い物バスを運行し、高齢化著しい青森県の中でのビジネスモデルを模索している。
商号:株式会社佐藤長
店舗数:21店
青森県内店舗:21店(中弘南黒13店、西北五4店、下北2店、東青1店、上十三1店)
本社:青森県弘前市大字松森町93
ブランド:さとちょう
ホームページ:http://satoucho.co.jp/index.html 

津軽地方に特化したチェーンである。弘前市で創業した後、イオン資本のウェルスーパーの津軽地方の店舗を譲り受け、事業を拡大してきた。弘前・五所川原を中心に事業を行なってきたが、2011年にむつ市に2店舗、2015年に上北郡七戸町に1店舗を飛び地のように出店している。次の新店舗も南部側になるのか、今後の展望が気になる。なお、東青地域の1店舗は旧南津軽郡浪岡町内であり、実質中弘南黒は14店とカウントしても良いだろう。

上述のようにチェーン毎にまとめてみると、各チェーンの特徴が掴めるだろう。外資系(青森県外という意味で)のイオンは県内の地域に偏りなく立地が見られる。その他のローカルチェーンは本社所在地を中心としながらも、他の地域に積極的に進出している様子が見て取れる。しかし、それでも各地域内での地盤は従来チェーンが強固であり、南部のユニバース、津軽のさとちょう、下北のマエダが強く、青森市では各チェーンが激しく競い合っているように見える。
青森県のスーパーマーケットの立地|地理・地形・地名についての備忘録


2015年11月11日水曜日

驚きのコスパ!A-FACTORY内の「黒まぐろ」

驚きのコスパ!A-FACTORY内の「黒まぐろ」|地理・地形・地名にについての備忘録


青森市への出張があり、青い森鉄道利用の私は青森駅前でランチできるところがないか探してみると、A-FACTOFY内の黒まぐろという店で寿司バイキングが1000円で食べられるとの口コミを発見!
普段は駅前の吉野家で済ますが、寿司バイキングを見つけてしまった以上これは行くしかないと、仲の良い同期と共に訪れてみた。
A-FACTORYの奥(海側)にあるイートインスペースに「黒まぐろ」がある。
2015年11月時点では寿司だけでなく十和田豚のしゃぶしゃぶ食べ放題もついて1000円で提供されていた。
11:40頃に店を訪れると既に行列が(といっても2組だけだが)。
お客さんの顔ぶれを見ると観光客と地元民と半々と思われた。
12:30に店を出る時には6組ほどの行列になっていた。
25席ほどのカウンターの店で、短めな制限時間もあって回転は早い。
10分ほど待ち、案内された席に座る。
水やお吸い物、ガリはセルフサービスになっている。
この店のシステムは寿司10貫、豚しゃぶ1皿(100gほど)が各人に渡され、それを完食し次第追加でオーダーできるというもの。
時間制限は45分間である。
「黒まぐろ」という店名の通り、マグロの握りが驚くほど旨い。
イカや〆サバもあり、まさに青森の海の幸といったところ。
豚しゃぶもスーパーではなかなか手が届かない価格の十和田豚ということで、旨味を感じる肉であった。甘い。
開始5分でノルマをたいらげ、豚しゃぶと寿司をおかわり。
豚しゃぶは肉を受け取りに行き、寿司は
10種類ほどのネタの中から自分な好きなネタをオーダーする。
私は迷わずマグロ、イカ、〆サバをオーダー。とくにマグロが旨い、旨すぎる…。
追加オーダーもペロリと平らげ、開始30分でお腹いっぱい。
雑なにぎりでなく、しっかりと美味しい寿司である。
1000円でこれほどの満足が得られるのであろうかと噛み締めながら、満面の笑みで仕事に向かった。
幸せな昼食。
店名:黒まぐろ
場所:青森市柳川1-4-2(A-FACTORY内、青森駅より徒歩1分)
※寿司バイキングは11:00~13:15LO